気ままにロック

社会に疲れて不安で眠れない夜にグドモを聞こう

 

●始まりに

自分は今、社会人として働いている。

もちろん就職活動も経験した。あの頃は色々なことを考えて人生史上最低な時分だった。

そんな時によく聴いていたのがグドモの音楽だった。

そんなグドモが活動休止するということだ。

 

金廣さんのポリープなどもあって一時よりは勢いが落ちてきているかもしれないが、曲の良さはピカイチだし

仲間のバンドマンもたくさんいてグドモ主催フェスも地元八王子で行われていたくらいだからいつまでも続けてくれるのかなと勝手に期待していた。

ただ今回の休止はまたこのメンバーでグドモをやるためには必要なことだと思う。

そこでこれまで自分が救われてきた曲たちを勝手に紹介したいと思う。


●グドモとの出会い

ちょうど僕ら世代で邦ロック好きという人達はグドモにハマったんではないだろうか?

自分が大学一回生の時にTSUTAYAで無料レンタルした

「ミサイルをぶちかましてぇな」

がきっかけだった。

「空ばかり見ていた」「ウォールペーパーミュージックじゃ踊りたくないぜ」「ミサイルをぶちかましてぇな」「ひこうき雲」という豪華版だった。

ちょうど「未来へのスパイラル」がリリースされた辺りで

歌詞の良さとたなしんのキャラクター、何より金廣さんの良い声…

全部が新鮮でとても感動したのを覚えている。

 

そしてライブにいけばわかるが金廣さんの言葉一つ一つが優しくて

笑った顔も素敵だと思うし、 みんなが同じように大合唱しているあの空間は現場でしか立ち会えない空間だ。

 


●社会に屈服しないで生きていたい

さて、そんなグドモを何年も聴いてるうちに就職活動が始まった。

自分自身そんなに順風満帆に事が進んだわけでもなく、本当に色んなことに悩んで苦しんでいた。

そんな時にグドモの曲は見に染みることが多かった。

 

社会に操られて生きていくのかこれから…

なんて思いながら聴いていたのが

 「マリオネット演者ノ詩」

大嫌いだ。大嫌いだ。こんな風に生きてる僕なんて

いつもいつも自由に暴れたいんだ。

 

 

 

「inトーキョーシティ」

もはや生きた死亡者です。

私を変えれる勇者であれたら。

 
またこんなクソみたいな日々ほんとにやってられるかという時には

 「くだらない毎日が」

今日もまた

飛び込みで止まる電車

ダイヴする

気持ちわからなくないなぁ

 
途方も無い漠然とした不安に毎日毎日襲われて苦しい時には

 「空ばかり見ていた」

生きることがいつだって不安だ

 「アカクモエテイル」

不安で不安で

眠れない夜に

不安で不安で

泣き出しそうな時は

笑って笑って作り笑いでも良い

可笑しく思えるから

アカクモエテイル

アカクモエテイル

  • provided courtesy of iTunes

 


自分とは何者なのか誰しもが躓く就活の落とし穴にハマった時には

 「コピペ」

重ねた 重ねた 誰かと同じ色

「ウォールペーパーミュージックじゃ踊りたくないぜ」

他人の顔ばっか気にして生きるのは勘弁だ

社会に屈服しないでいたいんだ

 
しんどい朝とかやりたくないことでも今日も頑張ろう、これから頑張ろって思わせてくれた

「ファイティングポーズ」

不安にもなるけど弱さに立ち向かおう

「突破していこう」

確かに重ねた毎日

やっぱり素直に生きていたいよ

確かに気付いた限界

突破していこう

「イチ、ニ、サンでジャンプ」

ろくでもない毎日を

飛び越えるんだ

 


そしてなんだかんだあっても結局はなんとかなるよ上手く行くよって思わせてくれる

「何となるでしょう」

まあだいたい何とかなるでしょう

「輝く方へ」

寂れた心が輝ける向こうにさ

 


全てが螺旋状に未来へと繋がっていくと確信させてくれた

「未来へのスパイラル」

希望と絶望が

循環ではなく未来へのスパイラル

 

●世界終わらせないで


そんな就活時代を支えてくれたグドモが活動休止してしまう。

言葉にできないとはまさにこの事かも知らないけど

また会えるよね

って締めてくれるのがグドモだと思う。


いつか活動再開する時まで、ちゃんと社会に屈服せずに自分らしく生きていれればと思う。

また戻ってきたときは「そして今宵は語り合おう」ね

待ってますグッドモーニングアメリカ

 


グドモクルー限定ライブ『今宵会』「そして今宵は語り合おう」